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この特集ではBiz-Nova掲載の注目の企業とその製品・技術・サービスをご紹介します。

機械装置や設備に組み込んで使用する機械要素部品の開発型メーカー加茂精工株式会社（愛知県豊田市、今瀬玄太代表取締役社長）は、次世代産業から一次産業までの高度化や省力化が進んでいる多様な業界の生産設備等において要求されている高精度で精密な位置決めを実現させるための駆動部品として減速機、ラックアンドピニオン、インデックス機器の製造・販売を行っている。

同社製品の強みは独自機構を用いたバックラッシの除去によるノンバックラッシの実現、独自機構により高精度位置決めが可能な精密加工を施した機械要素部品、また製品の噛み合い接触部を転がり接触とすることで実現したクリーン環境にも対応可能な低摩耗・低発塵性にある。

近年の新たな製品展開として、設計レイアウトの拡大や安全性向上に寄与するTCG（トロコイドカムギア）シリーズの内歯リングギアの他、用途拡大やメンテナンス性向上を目的としたステンレス製TCGランナー「CPS/CRS」、固形潤滑剤を用いることで潤滑メンテナンスフリーを実現するTCG潤滑供給システム「TLS」やTCGシリーズの3212・4012モデル対応の高精度薄型差動減速機「NSP」を発売し、多様な業界からの要望に応えるための製品拡充に注力している。

また2020年6月に島根県に出雲工場を竣工、2023年11月にウエニ工業㈱を子会社化するなど事業拡大にも努めている。

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