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トヨタが1月投入、新型「レクサスUX」の性能

トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」で小型スポーツ多目的車(SUV)「UX」の新型車を1月に発売する。駆動装置(パワートレーン)の設定はハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の2モデルを用意。顧客の多様なニーズに応えながら、カーボンニュートラル温室効果ガス排出量実質ゼロ)社会の実現を目指す。

新型UXでは「安心とゆとり」を開発テーマに設定し、走りを磨き、先進装備を搭載した。HVの「UX300h」は1月上旬ごろに発売。高出力モーターとリチウムイオン電池(LiB)を組み合わせた新開発のハイブリッドシステムにより、高出力で低燃費を実現した。燃費性能は1リットル当たり23・4キロ―26・3キロメートル。価格は消費税込みで455万9000円から。

EVの「UX300e=写真」は1月下旬ごろに発売する。航続距離512キロメートルに加え、急速充電時間を約25%短縮した。価格は同650万円から。両車種ともに最新の予防安全技術「レクサス・セーフティー・システム+」で、安全・安心な運転を支援する。

UXは2018年の発売以降、23年10月末時点で80以上の国・地域で累計約34万台を販売した。電動車販売比率は約90%とレクサスブランドの電動車普及をけん引。パワートレーンをHVとEVに絞ることで、さらなる電動車の普及につなげる。


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日刊工業新聞 2024年01月10日

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