ニュースイッチ

最大出力17.8kW、クボタが電動ミニバックホーを来春投入

まずは北欧をターゲットに展開
最大出力17.8kW、クボタが電動ミニバックホーを来春投入

電動建機「KX038-4e」

クボタは18日、2024年春に電動ミニバックホーを欧州で投入すると発表した。最大出力は17・8キロワット。現地の販売会社を通じレンタルで貸し出す。都市部の配管工事や掘削工事での利用を見込む。まずは北欧をターゲットに展開する計画。

約2時間のフル充電で平均4時間の連続稼働が可能。モーターの回転数を調整するエコモードを搭載する。途中で充電することなく1日分の工事作業を行える。バッテリーにはリチウムイオン電池を搭載した。

欧州の一部地域で24年以降のディーゼル車両の乗り入れ禁止が表明されるなど、欧州各地で環境規制の強化が進んでいる。同社はミニバックホーで世界首位。カーボンニュートラル温室効果ガス排出量実質ゼロ)対応の建機開発に力を入れてきた。農業機械では既に電動トラクターを欧州で展開している。


【関連記事】 建機メーカーが大注目する異色のレンタル会社
日刊工業新聞 2023年12月19日

編集部のおすすめ