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日機装が世界初、水素航空機向け液化水素ポンプの実液試験に成功

日機装が世界初、水素航空機向け液化水素ポンプの実液試験に成功

水素航空機向け液化水素ポンプ

日機装は水素航空機向けの液化水素ポンプの実液試験に成功した。水素航空機を研究開発する川崎重工業から委託されたもので、モーター一体型ポンプがマイナス253度Cの液化水素で満たされた極低温の状態で、小型電動モーターによる高速回転で液化水素を送り出すことに成功した。

同試験の成功は世界初という。2025年度の液化水素ポンプの納入を目指す。

液化水素ポンプは、液化水素を燃料タンクからエンジンポンプへ昇圧して送り出すブースターの役割を持つ。航空機ポンプは小型・軽量が求められ、水素は低密度で昇圧しにくい。日機装は液化天然ガス(LNG)を取り扱う産業用ポンプの製造ノウハウを生かし、極低温の状態でも高速回転できる電動モーターや、高速回転に耐える軸受を開発した。

日刊工業新聞 2023年10月06日

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