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空飛ぶクルマ部品の国内市場、2030年めど745億円規模に拡大も残る課題とは

空飛ぶクルマの部品市場が立ち上がりつつある。矢野経済研究所(東京都中野区、水越孝社長)がまとめた国内市場調査によると、市場規模は2025年の45億6000万円から、30年には745億5600万円に大幅に拡大する見込みだ。25年の大阪・関西万博を契機に特定エリアでの空飛ぶクルマの社会実装が進み、機体の改善や開発などに関連した部品の需要が高まることが予想される。

自律飛行や垂直離着陸の特性を持つ空飛ぶクルマは新たな移動手段として、世界的に25年前後での事業化が見込まれている。30年までの5年間で国内部品市場が急速に成長し、電動化をきっかけにした関連部品の技術的な向上も期待される。

一方、矢野経済研究所によると開発をめぐって機体メーカーの資金調達の難航や、素材のコスト高などが課題という。国際的に開発競争が激しくなることから、国の補助金のほか、複数の大学や企業が参画する国家プロジェクトの立ち上げなども必要になりそうだ。

日刊工業新聞 2023年10月05日

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