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「ダイヤモンド半導体」技術開発を加速、早大発ベンチャーが研究開発拠点

「ダイヤモンド半導体」技術開発を加速、早大発ベンチャーが研究開発拠点

PDSが入居する共同研究開発センター(北九州市提供)

早稲田大学発ベンチャーのパワーダイヤモンドシステムズ(PDS、東京都新宿区、藤嶌辰也社長)は、北九州学術研究都市(北九州市)に研究開発拠点を設置する。九州工業大学とパワー半導体の共同研究を始める。学術界との連携を強化し、技術開発を加速させる。

九州工大の次世代パワーエレクトロニクス研究センターと共同研究を始める。ダイヤモンド半導体の結晶成長技術やデバイスを作るプロセス技術、評価技術などを開発する。

九州工大は半導体材料やパワー半導体の回路・制御技術、信頼性評価などの研究に強みをもつ。同学術研究都市には早大もキャンパスを設けており、連携のハブとして機能させる。大学発ベンチャーとして母体となった研究室だけでなく、学術界から幅広く優れた技術や知見を集め、早期実用化を目指す。


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日刊工業新聞 2023年08月01日

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