300mmシリコンウエハー専用新工場、三益半導体が770億円投入
三益半導体工業は群馬県高崎市にある既存工場の隣接地に、300ミリメートルのシリコンウエハーの専用工場棟を新設する。土地は既に取得してあり、新たに770億円を投じてシリコンウエハー製造用建屋と、電気・ガス・水道などのユーティリティー設備を建設する。8月に着工し、2025年7月の竣工を予定している。
建築面積は約1万1000平方メートル。資金は自己資金および外部資金の調達で賄う見通し。24年5月期の業績に与える影響はないという。
同社の半導体事業は300ミリメートルウエハーを中心に業績を伸ばしている。今後も中長期的に市場が拡大すると予想されることから、新工場の建設を決めた。
【関連記事】 ソニーが発祥の半導体レーザー会社、次に狙う驚きの市場
日刊工業新聞 2023年07月27日