三菱自動車新小型SUV、アジアの路面を意識した性能とは?
三菱自動車は8月10日、インドネシアで開かれる「ガイキンド・インドネシア国際オートショー」で、新型の小型スポーツ多目的車(SUV)を世界初公開する。2022年に「XFCコンセプト」として公開した車種。インドネシアでは5月から予約注文を受け付けており、23年内の発売予定としている。
主力市場である東南アジア諸国連合(ASEAN)でのSUVの使われ方を考慮し、荒れた路面でも安心して走行できるように最低地上高222ミリメートルを確保した。
路面状況に応じてウェット、グラベル(非舗装)、マッド、ノーマルの四つのドライブモードを設定。各ドライブモードは左右の前輪の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール(AYC)、タイヤのスリップを制御するトラクションコントロール、エンジン制御、パワーステアリング制御を統合してさまざまな路面状況に対応する。初採用のウェットモードは、激しい雨による冠水路でもハンドルが取られにくい。
ヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」も同SUVで初搭載する。
日刊工業新聞 2023年07月14日