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日商と連合、5年ぶりトップ懇談会で話したテーマ

日商と連合、5年ぶりトップ懇談会で話したテーマ

あいさつする日商・小林会頭(左)と連合・吉野会長(8日)

日本商工会議所と連合は8日、賃上げや価格転嫁、最低賃金などをテーマにしたトップ懇談会を5年ぶりに都内で開催した。小林健会頭は「中小企業も含む賃上げの促進に向けて、労働組合の立場からも取引価格の適正化に声を上げてほしい」と冒頭であいさつした。

一方、芳野友子会長は「中小の現場からは人手不足が非常に大きな課題となっており、人材の確保・定着には月例賃金にこだわり、底上げ・底支え・格差是正を図る必要がある一方で、価格転嫁が十分に進んでおらず、賃上げに向けた最大のネックになっている」と述べた。

中小企業中心の労組出身である芳野会長の理解を得ながら、日商はサプライチェーン(供給網)全体で価格転嫁と賃上げの好循環を目指す。

日刊工業新聞 2023年2月9日

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