AIカメラで人流解析、大阪・梅田の商業施設で実証が始まる
阪急阪神不動産(大阪市北区、諸冨隆一社長)は、阪急阪神ビルマネジメント(大阪市北区)、Intelligence Design(インテリジェンスデザイン、東京都渋谷区)と共同で、大阪・梅田地区にある商業施設「ハービスPLAZA NET=写真」で人工知能(AI)カメラを用いた人流解析の実証実験を2月1日-4月30日に行う。入店者数や年齢などの属性、同一人物による店舗間の買い回り行動データを取得して解析し、施設の魅力向上につなげる。
実験では同施設の地下2階に複数のカメラを設置し、インテリジェンスデザインのカメラ映像から店舗前の通行人の数や性別などを解析する技術でデータを収集する。分析後は統計データのみ残し、個人特定情報は削除する。
阪急阪神不動産と阪急阪神ビルマネジメントは実験を通じて顧客のニーズを分析し、コロナ禍などでの生活様式の変化に対応した商業施設運営を図る。
日刊工業新聞 2023年01月25日