先端半導体材の生産能力1.8倍、東洋合成が120億円投資
東洋合成工業は千葉工場(千葉県東庄町)内の第4感光材工場で製造設備を増設する。先端半導体に対応した感光材やポリマー製品を生産する。投資額は約120億円。半導体市場は今後10年で2倍以上の規模へ成長する見通しで、需要増加への対応と安定供給のため増設する。
増設する設備の延べ床面積は3483平方メートル。4月に着工し、2024年7月に完成する予定。今回の設備投資により、千葉工場の先端半導体向け材料の生産能力は22年3月期比で最大1・8倍の規模となる。
同社では今回の設備投資による23年3月期決算への影響はないとしている。
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日刊工業新聞 2023年1月17日