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農水省、天然着色料に安全証明。和食食材の輸出を後押し

 農林水産省は、和食食材の輸出拡大に向け、ベニコウジやクチナシといった天然着色料の安全性を証明する取り組みを支援する。ベニコウジはすし材料のかまぼこなどに国内で広く使われているが、米国や欧州では食品添加物に認められておらず、農林水産物を輸出する際の障害になっている。人体への無害性を数値データなどで証明し、欧米当局に認めてもらい、農林水産物の輸出増加につなげる。研究機関や民間企業を対象に、安全性を証明する取り組みを援助する。援助額は2分の1を上限とする。
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日刊工業新聞2016年2月9日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
天然着色料は赤色に使うベニコウジと、黄色および青色に使うクチナシなどを想定しているそう。赤色はカニ風味かまぼこのほか、紅ショウガなど日本独特の食材にも使われている。

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