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6年ぶり全面改良の日産「セレナ」、ガソリン車に2WD投入

6年ぶり全面改良の日産「セレナ」、ガソリン車に2WD投入

日産の「セレナ」の新型車

日産自動車は主力のミニバン「セレナ」のガソリン車モデルで2輪駆動(2WD)の3グレードの販売を、22日から始めた。また2023年春に発売するガソリン車モデルで4輪駆動(4WD)の3グレードの価格も発表。消費税込みの価格は303万4900円から。

ガソリン車モデルの駆動装置(パワートレーン)では、排気量2000ccのエンジンと無段変速機(CVT)を組み合わせた。CVTには高性能な油圧コントロールバルブを採用。変速制御を大幅に見直し、アクセル操作に応じた加速性能や高速走行時の静かさを実現した。2WDの3グレードの価格は276万8700円から。

日産はセレナを約6年ぶりに全面改良して11月に発表した。高剛性ステアリングの採用で操縦安定性を向上。横風を受け流す車体構造でふらつきも抑えた。また開放的な視界の確保などで視覚的な車酔いの低減を図った。

23年春にはハイブリッド車(HV)モデルを発売。高速道路の同一車線内でハンドルから手を放した状態で運転できる支援機能などを搭載している。


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日刊工業新聞 2022年12月22日

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