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平均価格は6653万円、人気高まる首都圏マンションの要素

不動産経済研究所は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で9月に発売されたマンションが前年同月比11・9%減の2036戸にとどまったと発表した。前年の水準を割るのは2カ月連続。神奈川が同11・2%増えた半面、他の都県は減少。特に千葉は同32・8%減と大きく、次いで東京・多摩地域が同29・1%減、東京23区も同14・7%減と落ち込んだ。

一方、1戸当たりの平均価格は同1%高い6653万円と3カ月ぶりに上昇。埼玉が同6・5%増、神奈川が同4・8%増、東京23区は同1・8%増と全体をけん引した。コロナ禍に伴う働き方・暮らし方の変化を受け、購入意欲が拡大。都心・郊外で高い交通利便性や充実した共用部を備えたマンションの人気が高まっている。

ただ、初月契約率は同6・1ポイント低い61・6%となり4カ月連続で好調の目安となる7割を下回った。10月の販売は3000戸程度と見込む。

日刊工業新聞2022年10月21日

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