自動運転バス3台が隊列、ソフトバンクなどが実験するBRTへの期待
JR西日本とソフトバンクは17日、バス高速輸送システム(BRT)の連節バス・大型バス・小型バスの3台による自動運転隊列走行の実験を報道陣に公開した(写真)。先頭の連節バスがセンサーやカメラなどで障害物などを検知しながら自動運転し、車車間通信で大型バスと小型バスが10-20メートル間隔で追従した。滋賀県野洲市のJR西の網干総合車両所宮原支所野洲派出所にあるテストコースで実施。2023年度中に同コースで技術確立させて20年代半ばの社会実装を目指す。
大型バスも小型バスも先頭車両として走行可能。後続車の扉開閉や車内放送などを行える。同車種のみも含め最大4台で隊列走行できる。走行区間の異なるバスの、途中での組み合わせや解除も可能だ。JR西の久保田修司鉄道本部イノベーション本部長は「人口減の中でフレキシブルに需要に対応する。誰もが行きたいところに行けるモビリティーが必要だ」としている。
日刊工業新聞2022年10月18日