日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）が発表した２０２２年度上期（４―９月）の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「Ｎ―ＢＯＸ」が前年同期比４・０％減の８万６８７６台で首位となった。上期に首位となるのは２年ぶり、軽自動車の中では８年連続となった。前年同期に首位だったトヨタ自動車の小型車「ヤリス」は同２０・５％減と大きく落ち込み２位だった。

上位３０車種のうち、１９車種が前年同期の実績を割り込んだ。各社、半導体不足や中国・上海のロックダウン（都市封鎖）が生産の足かせとなった。２１年度上期はヤリスが１０万台を超えたが、２２年度上期は１０万台超えはなかった。

９月単月でもＮ―ＢＯＸが首位を獲得。前年同月比６４・４％増の１万９４１１台と大幅に伸びた。２位はトヨタのヤリス、３位はダイハツ工業の軽乗用車「タント」だった。タントも同８６・４％増と大きく伸ばした。