塩野義製薬とピクシーダストが連携、音による刺激を使った脳活性化製品とは?
塩野義製薬はピクシーダストテクノロジーズ(PxDT、東京都千代田区)との音による刺激を使った脳活性化の連携で、一般家庭向け製品の2023年春の発売を目指す。一般用医薬品や医療機器などの子会社シオノギヘルスケア(大阪市中央区)を含めた新たな業務提携を結んだ。国内の高齢化を踏まえ、人々が自ら健康管理を行うセルフケアで脳活性化製品を提供し、健康寿命延伸を支援する。
塩野義とPxDTは2021年から、生活に溶け込み自然に五感を刺激する認知症対策という方針で、感覚刺激により脳のリズム活動の変化を促すサービスの開発を目指した共同研究をしている。その中で認知機能障害で低下する脳のリズム活動「ガンマ波」の強化が期待できる音を発見した。
この音を活用した一般向け製品をシオノギヘルスケアとPxDTが共同で販売し、人々の生活の質(QOL)向上を図る。
日刊工業新聞2022年10月5日