大学発技術で街の課題解決、三菱地所と落合陽一氏らが挑む実証実験の中身

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字幕透明ディスプレー

三菱地所は、落合陽一氏率いるピクシーダストテクノロジーズ(PxDT、東京都千代田区)などと共同でPxDTが持つ大学発技術を街の課題解決に生かす実証実験を行う。17日以降に、東京・丸の内で字幕表示機能を備えた透明ディスプレーと吸音材を使った二つの実証実験を予定する。互いの知見を持ち寄り、大学発技術の社会実装を目指す。

一つ目の実証実験は17―30日に落合氏が准教授として関わる筑波大学の技術を使い、字幕透明ディスプレーによる、ろう・難聴者や外国人などとのコミュニケーションの実証実験を行う。同ディスプレーは話し手が自動音声認識の誤認識を確認するために、文字起こしの結果がディスプレーの両面に表示される仕組み。透明度を確保したことで、ボディーランゲージと文字の両方を確認しながら会話ができる。同時翻訳機能を備え、日本語と英語での会話も可能。新丸ビル(東京都千代田区)1階受け付けに導入し、有効性を探る。

もう一つの実験は、音響メタマテリアル技術にPxDT独自の吸音設計技術を応用して開発した吸音材「イワセミ」をオフィスに導入し、オフィス内での音問題の解決を検証する。

日刊工業新聞2021年9月13日

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