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会話相手に同調して笑うロボットが生まれた!【動画】

会話相手に同調して笑うロボットが生まれた!【動画】

笑うアンドロイドとの会話(京大提供)

京都大学の井上昂治助教、ディヴェッシュ・ララ特定研究員、河原達也教授は、人と笑うロボットを開発した。会話の中に笑いを検出すると、その音声特徴に基づいて大笑いするか社交的に静かに笑うかどうか判断する。人とロボの会話を131人が聞いて評価すると共感が改善した。

会話中の相手の笑いに合わせて笑う同調笑いを再現した。初対面の男女のお見合いの82会話を収録して、その中に含まれる同調笑いを抽出し人工知能(AI)技術で学習した。

まず相手の笑いを検出し、笑うかどうか判断し、笑いの種類を選択する。笑いの検出では2万9896データを学習させて8割以上の精度で検出できた。

笑うかどうかの判断は1576データでロジスティック回帰モデルを作成、種類選択は268データでロジスティック回帰モデルを作成した。会話相手が笑うと、それを検出して笑いを返す。ロボットが笑いの意味を理解している訳ではない。

131人の評価実験で新技術と笑わない場合、常に社交的笑いの場合と比べると、「共感している」「相手を理解している」などの評価項目が改善した。

日刊工業新聞2022年10月3日

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