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トヨタがモータースポーツ事業でアフター部品業界と連携する狙い

トヨタ自動車はモータースポーツ事業で、自動車用アフター部品業界と連携する。業界最大手の日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)や、その参加企業とトヨタの小型スポーツ車「GR86(ハチロク=写真)」向けアフター部品を共同開発するほか、次期車両開発にアフター業界の知見や要望などを採用する。主にレース愛好家向けに、車両購入後の保有ビジネスを強化する。

次期車両開発では、アフター部品の搭載を想定した機能や構造を盛り込むことを検討する。耐久レースで走行する車や、プロドライバーが使う部品の紹介や販売も視野に入れる。部品はトヨタのスポーツ車ブランド販売店「GRガレージ」などで取り扱う予定。トヨタの南山要一GR企画部長は「しっかり連携して保有ビジネスに食い込みたい」と話す。

元々の車両を作り替える側面があるため、自動車メーカーとアフター部品業界は独立性を保っていた。両者の協業は異例となる。

日刊工業新聞2022年9月6日

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