見つかるかも!?「第二の地球」 望遠鏡・探査機の進歩で現実味
太陽系外の惑星観測進む
知的生命体の発見確率は?
地球以外の惑星に知的生命体が存在すれば、人類と同様に電波を発信している可能性がある。
1960年から電波望遠鏡で受信を目指す「地球外知的生命探査(SETI=セチ)」が試みられているが、まだ成功していない。
SETIを始めた米天文学者フランク・ドレイクは61年、地球がある銀河系(天の川銀河)に存在する知的生命体の文明の数を、七つの数字の掛け算で示す「ドレイクの方程式」を発表した。
七つの数字は(1)銀河系で恒星が1年間に誕生する数(2)恒星が惑星を持つ割合(3)生命に適した環境の惑星の数(4)実際に生命が誕生する割合(5)知的生命体に進化する割合(6)知的生命体が電波通信を行う割合(7)電波通信を行う文明の存続期間。掛け合わせた結果は、それぞれの数字の推定によって大きく異なる。
日刊工業新聞2016年1月4日「深層断面」