高島屋がロボット専門店を拡大、狙うは「ペット感覚のニーズ」
高島屋は、新宿店(東京都渋谷区)のロボット専門ショップ「ロボティクススタジオ」を移設・拡張し、リニューアルオープンした(写真)。売り場面積を従来比1・7倍の約70平方メートルに拡大。コロナ禍でのテレワークなどで“おうち時間”が増える中、家族型ロボの人気が高まっており、売り場を拡大して需要を取り込む。
刷新した売り場には、家族型愛玩ロボ「LOVOT(らぼっと)」を手がけるグルーブエックス(東京都中央区)の店舗「LOVOTストア」に加え、コミュニケーション型など各種ロボを展示。ロボと触れあう機会を提供し、コアユーザーから新規購入者が楽しめる売り場にした。
高島屋は2017年に常設のロボ専門ショップを新宿店に開設。従来は玩具などを扱う9階に構えていたが、30―40代女性の来店が増えるなど利用者層が変化しており、紳士服・婦人服を扱う6階に移設した。高島屋によると、ペット感覚でロボを購入する人が増えているという。
日刊工業新聞2022年3月31日