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1600トンつりクレーン搭載「自己昇降式作業台船」が進水した!

五洋建設、鹿島、寄神建設(神戸市兵庫区)は、建造中の1600トンつりクレーンを搭載した自己昇降式作業台船(SEP船)型多目的起重機船「CP―16001」の進水作業をインドネシア・バタム島の造船所で行ったと発表した。同船は10メガ―14メガワットクラスの大型着床式洋上風力発電施設の基礎、風車の建設に対応するSEP船。今後はクレーンを設置し、9月に完成・引き渡した後、習熟訓練などを経て23年4月からの稼働を目指す。

進水式は2021年12月22日に実施した。同船は全長120メートル、全幅45メートル、最大搭載人員100人。投資額は約185億円。コロナ禍の2020年10月からの建造だったが、現在の進捗(しんちょく)率は約86%と計画通りに進んでいる。

引き渡し後は、3社の共同出資会社「PKYマリン」が同船を保有・運営する。

同造船所では、関係各社をオンラインで中継し、進水式を行った。

日刊工業新聞2022年1月6日

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