JTBが生徒10万人に提供へ、「CO2ゼロ旅行プログラム」の全容
JTBは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の「学び」を「行動」に移すためのツール「CO2ゼロ旅行プログラム」を発売した。修学旅行前の事前学習で自分ごととしてSDGsを学び、二酸化炭素(CO2)を削減するための行動をした上で、修学旅行の移動などで発生するCO2をグリーン電力を利用してオフセット(相殺)する。
プログラムは、カーボンオフセットの仕組みを取り入れた旅行商品「CO2ゼロ旅行」と、学習教材「SDGsワークショップ―Decade of Action」をセットにした。修学旅行代金にプラスαしてグリーン電力を購入する。
購入の証明としてグリーン電力証書が学校に1枚発行される。国内の再生可能エネルギー自給率アップや、地球温暖化の抑制への貢献につながる点を訴求する。主に教育機関に提案し、2022年度に10万人の生徒への利用を目指す。
日刊工業新聞2021年12月17日