国内で初適用、CO2収支をマイナスにするコンクリートの仕組み

大成建設が開発

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技術センター内の実験施設に適用

大成建設は二酸化炭素(CO2)排出量の収支がマイナスになる自社開発のカーボンリサイクル・コンクリートを、建築物に国内で初めて適用した。従来はコンクリート2次製品に適用していたが、今回現場の適用でCO2排出量収支のマイナス効果や優れた強度が確認された。今後、脱炭素社会を実現するため、同コンクリート製品を普及させ社会実装を推進する方針。

適用したコンクリートは2月に開発した「T―eConcrete/Carbon―Recycle」。コンクリート工場の排ガスから回収したCO2とコンクリート廃材中のカルシウム(CaO)から製造した炭酸カルシウム(CaCO3)を、産業副産物の高炉スラグを使って固めたコンクリート材料だ。

同社技術センター(横浜市戸塚区)に新設する実験施設内部の壁部材に適用した。2次製品工場で従来のコンクリート製品と同様の工程で製造した。圧縮強度は1平方ミリメートル当たり40ニュートンで、建物に使用する通常コンクリート(同21―24ニュートン)より高く施工性にも優れる。部材内部は強アルカリ性を保持する。コンクリートのCO2原単位の試算では、通常コンクリートで壁部材を製造する場合は1立方メートル当たり274キログラムだが、同材料は同マイナス50キログラムとCO2排出量収支がマイナスとなった。

日刊工業新聞2021年12月7日

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CO2 大成建設

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