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家で作らず買う人増えるおせち、ご当地食材を使用した〝新幹線おせち〟も登場!

百貨店、スーパーで予約が好調
家で作らず買う人増えるおせち、ご当地食材を使用した〝新幹線おせち〟も登場!

新幹線の写真のフタが斬新だ

 おせちの予約状況が好調だ。高島屋は前年比約4%の伸びで、三越伊勢丹も数量ベースで前年比約1割増だ。ぐるなびによると、2014年に570億円だった同市場は15年に600億円を超える見込みという。家で作らずに買う人が増えるとともに、コミュニケーションツールとなるユニークな商品も登場している。

 イオンによると、和洋や和洋中の折衷型の出足が良く、「オードブルのような感覚で食べられる点が好評」としている。三越伊勢丹によると、冷凍のおせちは、賞味期限が長い点などで高齢者を中心に好評だ。そごう・西武では一人前の製品や、和食人気を反映した料亭のおせちが人気を集めている。

 変わり種のおせちも登場した。高島屋や大丸松坂屋百貨店は3月に開業した北陸新幹線や、16年3月に開業する北海道新幹線にちなみ、ご当地の食材を使った「新幹線おせち=写真」を販売中だ。

 高島屋は登場30周年を迎えたゲーム「スーパーマリオブラザーズ」にちなんだ商品を、「三世代おせち」として販売している。

 松屋銀座や京王百貨店新宿店は予約なしで大みそかに買える“当日おせち”の販売数を増やす。

 西武池袋本店は26日から北海道物産展を開く予定。年末に開くのは初めてで、おせちの食材となるサケの昆布巻きや数の子などを販売し、おせち商戦の盛り上げにつなげる考えだ。
(文=江上佑美子)
日刊工業新聞2015年12月16日 建設・エネルギー・生活2面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
 おせちもご当地ものやゲームソフトを意識したものなど、新しい風が吹いてます。少し前は低価格のおせちが流行りましたが、来年のトレンドは斬新さでしょうか。

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