ニュースイッチ

荏原が超小型衛星ロケット向けターボポンプを開発。2023年度に打ち上げへ

荏原が超小型衛星ロケット向けターボポンプを開発。2023年度に打ち上げへ

大型基幹ロケット「H2A」44号機

荏原は、室蘭工業大学とインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)と共同で超小型人工衛星打ち上げロケット向けターボポンプの開発を始めたと発表した。ISTが開発中で、2023年度中に打ち上げを目指す超小型人工衛星の軌道投入ロケット「ZERO(ゼロ)」で使用する。

荏原は8月に社長直轄で「CP水素関連事業プロジェクト」を発足し、航空宇宙技術分野を主力テーマに据えている。開発促進のため、9月に室蘭工大の産学連携拠点「宇宙プロジェクト共創ラボラトリ」へ、技術者2人を派遣した。

荏原の主力はポンプ事業で、ロケット用ターボポンプの技術サポートの実績がある。また荏原と室蘭工大は過去に共同研究に取り組んだ経緯があった。

日刊工業新聞2021年11月2日

編集部のおすすめ