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専門医療体制をICTで繋ぐ!聖マリアンナ医大とマイシンが包括協定

【川崎】聖マリアンナ医科大学とMICIN(マイシン、東京都千代田区、原聖吾社長)は、新薬などの治験や臨床研究におけるデジタル変革(DX)の推進で協業するための包括協定を結んだ。同医科大と地域の医療機関をオンラインでつなぎ、専門的な医療を提供する体制づくりにもMICINの情報通信技術(ICT)を生かす。手始めに治験への参加に関する説明・同意の手続きや、治験参加者に対する診療をオンライン化する取り組みを試験的に始めた。

同医科大は川崎市北部地域における医療連携で、中核病院の役割を担う。新薬の臨床応用や地域の医療機関をつないで行うオンライン診療にMICINの技術を活用し、デジタル医療のモデルを生み出す。諸外国・地域に比べてDXの取り組みが遅れている治験・臨床研究や地域医療で、ICT化の国内標準となる手法を確立する。

日刊工業新聞2021年9月13日

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