寝具か香りか…快眠への方策を探る。山形大がコンソーシアム創設
山形大学は睡眠に関する社会的な課題解決に向けた産学の実証プラットフォームとなる連携体(コンソーシアム)を2021年度中に立ち上げる。当初は「寝具と睡眠」「香りと睡眠」など九つのワーキンググループを設置。生活場面でのさまざまな睡眠課題に感性工学やビッグデータ(大量データ)解析などの知見を活用して快眠への方策を探る。
実証プラットフォーム「Good Sleepコンソーシアム(ぐっすりコンソ)」は、睡眠に問題意識を持つ企業や大学、団体などを会員とする。設立に先駆けて9月から山形、仙台、大阪などで参加説明会を開く。11月には東京・日本橋でのキックオフシンポジウムを開く予定。
事務局は20年度に発足した山形大睡眠マネジメント研究センター内に置く。年会費によって四つのメニューを会員に用意。シンポジウムなどオープン型のほか、個別共同研究や学術指導などのクローズ型を設ける。
日刊工業新聞2021年8月27日