KYBが「eアクスル」向け油圧ポンプ開発。岐阜工場にライン設置へ

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KYBは、モーターとその周辺部品を一体化した電気自動車(EV)向け駆動モジュール「eアクスル」を対象とした油圧ポンプの開発に着手した。既存の油圧技術を応用し、静粛性を特徴として打ち出す。2021年度内に基本仕様を固め、自動車関連メーカーへの提案を始める。eアクスル市場は25年を境に大きく伸びると見られることから、同社は早期の事業化を狙う。

eアクスルは駆動モーターやインバーター、ギアが同一の筐体内にあるモジュール部品。駆動系の基幹部品を共通化でき、自動車メーカーにとってはEV開発の工数短縮やコスト削減につながるなどの利点がある。トヨタ自動車系のブルーイーネクサス(愛知県安城市)や日本電産、独ボッシュが手がける。

KYBはeアクスルの冷却や、駆動パワーを補助する装置で油圧ポンプの採用が増えるとみて開発に着手した。一般的にEVはエンジン車より雑音が少ない。この利点に合致するよう、KYBは静粛性の高い油圧ポンプの開発を目指す。同社は自動車の無段変速機向けなどの油圧ポンプ(写真)を手がけており、その知見を生かす。

eアクスル向け油圧ポンプの事業化時期は未定だが、量産段階では岐阜県の工場に専用ラインを設ける考え。

日刊工業新聞2021年7月26日

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