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4年ぶり増加の「中古車」登録、伸びがさらに期待できるワケ

日本自動車販売協会連合会(自販連)が12日発表した2021年上期(1―6月)の中古車登録台数は、前年同期比4・2%増の195万9730台と、4年ぶりのプラスとなった。前年は新型コロナウイルス感染症拡大によるマイナス影響で過去最低水準だった。「21年上期はその反動増が要因と見られる」(自販連)という。

車種別では乗用車が同4・3%増の171万567台だった。内訳は、普通乗用車が同5・8%増の97万2681台、小型乗用車は同2・3%増の73万7886台だった。

トラックは同4・1%増の20万3454台だった。このうち普通貨物車は同4・1%増の8万8228台、小型貨物車は同4・2%増の11万5226台。

6月単月の登録台数は、前年同月比1・8%減の32万1398台となり、5カ月ぶりに前年実績を下回った。ただ半導体不足で消費者がすぐに新車を購入できない場合もあり、「中古車需要は今後、伸びると期待できる」(同)。

日刊工業新聞2021年7月13日

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