東大が米IBMと開設、量子コンピューターの研究開発拠点が担う役割

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東大に設置した量子システム・テストベッド(東大提供)

東京大学と米IBMは、量子コンピューター技術を研究開発する「量子コンピューター・ハードウェア・テストセンター」を同大浅野キャンパス(東京都文京区)内に開設したと発表した。同センター内に量子コンピューターの動作環境を再現する基盤「量子システム・テストベッド」を設置した。日本で産学連携による将来の量子コンピューター開発を加速する。

量子システム・テストベッドへの接続を参画する企業や団体に提供する。量子コンピューターのアプリケーション(応用ソフト)や信号伝送を活用するためのシステムと制御技術、材料といった技術開発をする。またシステムの作動に必要な極低温を実現するために必要な冷凍機やコンプレッサー、それら制御技術を研究する。

東大とIBMは2019年に量子コンピューティングの技術革新と実用化で連携する覚書を結んだ。同センターの設置はこれに基づいており、共同研究やソフトウエアなどの研究開発をより進める。

日刊工業新聞2021年6月8日

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