いすゞがピックアップの生産体制を再構築、BCPにらみリスク分散

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いすゞの小型ピックアップ「D―MAX」

いすゞ自動車は主力の海外向けピックアップトラック「D―MAX」の生産体制を再構築する。今後3年内をめどに南アフリカの工場から輸出を始める。現在、主力工場のタイに加え、インドの工場が輸出を担っている。南ア工場と合わせて輸出拠点を3極体制にする方針。事業継続計画(BCP)の観点でリスク分散させるとともに、余力のあるインドや南アの工場を活用して資産効率を高める。

南アの工場からサブサハラ(サハラ砂漠以南)のアフリカ諸国に輸出する。いすゞは2017年に現地でピックアップトラックなどを生産する米GMの子会社からピックアップトラック事業を買収した。輸出拠点としアフリカ市場を深耕する。

派生車種を含めたピックアップトラックのタイの19年度における生産台数は約30万台。そのうち輸出が約14万台。タイでは現地向けの生産比率を引き上げたい考え。インドや南アの生産余力を活用し、輸出分を3カ国の工場で割り振る。

タイはD―MAXの「マザー工場」で世界100カ国以上に輸出している。輸出拠点を分散させてBCP対応を図る。

日刊工業新聞2021年5月13日

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いすゞ自動車

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