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2015 国際ロボット展オンラインプレビュー(2)THKインテックス

開発中のモバイルロボットも展示

特別インタビュー/協業の輪を広げたい


―2度目の国際ロボット展です。出展テーマをお聞かせ下さい。
 「製造業の現場では素早く簡単に導入でき、低コストで安全なロボットが求められています。当社が出展するヒト型双腕ロボット『ネクステージ』は、こうした世の中の要求に応えられる製品です。培ってきたシステム構築(SI)のノウハウをつぎ込み、ネクステージの良さを実感できるブースにしたいと思っています」

―貴社はネクステージの販売権を持っています。
 現状での実績はいかがでしょう。
「2012年頃から本格的に販売を開始しましたが、徐々に認知度が高まってきました。特に2013年度以降は毎年倍増のペースで売り上げが拡大しています。さらに今年は、愛知県にネクステージのショールーム『リソカタ』を開設しました。これにより、中部地方のユーザーを開拓できています。中でも自動車業界に採用され始めたことは追い風です」

―今後の課題は何でしょうか。
「当社はSIを行っていますが、自社で対応しきれない案件もあります。このため、他SI企業との協力が必要です。ただ、多くのSI企業はネクステージを扱った経験を持っていません。今まで以上に協業の輪を広げたいと思っています。我々が得意とする工場自動化(FA)の領域以外でも、倉庫やオフィスなど、さまざまな職場においてネクステージの導入が検討されています。こうした幅広いニーズにいかに対応するかが、目下の課題です。カワダロボティクスと協働して期待に応えていきます」
日刊工業新聞電子版
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
ZMPと協力して手がける台車型のロボットなど、新技術を搭載したロボットが展示される予定です。

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