世界初の商用5G活用「手術支援ロボ実証」、その狙いは?

5Gで模擬手術に成功

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手術支援ロボの5G遠隔操作実証。コックピットで遠隔操作

神戸大学は、メディカロイド(神戸市中央区)、NTTドコモ、神戸市と共同で、第5世代通信(5G)技術で手術支援ロボットを遠隔操作する実証実験を始めた。商用5Gネットワークを介した同様の実証は世界初という。地方の若手外科医の遠隔指導などに活用する。今後、通信遅延の揺らぎなど技術的な課題の洗い出しを続ける。

神戸大医学部付属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC、神戸市中央区)内に実験施設を開設。その上で、メディカロイドの手術支援ロボット「ヒノトリ サージカルロボットシステム」の手術ユニットを別の施設に配置。ICCRC側からの遠隔操作によって模擬手術を行い、3月ごろに成功した。5G基地局とクラウド環境などはNTTドコモが提供した。

神戸大の藤沢正人学長は「オンライン診療のレベルより数段ハードルが高い。できるだけ早い時期に臨床でできるようにしたい」と話した。

日刊工業新聞2021年4月19日

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