ミリ波レーダーで歩行者と衝突防止!いすゞ、中型トラック国内投入
いすゞ自動車は横断歩行者を検知する「交差点警報」を搭載した中型トラックを国内で初めて発売した。広角の短距離ミリ波レーダーをトラックのキャブ(運転室部分)の前面2カ所に設置。交差点で歩行者などを検知して衝突の危険性が高まると、警告灯と警報音で運転者に注意を促す。右左折時や出合い頭の事故抑制につなげる。
中型トラック「フォワード」を改良して発売した。先進安全装備を拡充して、歩行者検知機能を高めた。
交差点警報のほか、歩行者検知機能付きプリクラッシュブレーキも採用した。低速で走行する先行車や歩行者などに対し、衝突の危険があると判断したら警報が作動。運転者自身のフットブレーキ操作を促す。危険度が増すとブレーキがフル作動して衝突回避を支援する。
日刊工業新聞2021年2月23日