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MUJINの物流センター向け新ロボット稼働!2.3mの荷下ろしも楽々

MUJINの物流センター向け新ロボット稼働!2.3mの荷下ろしも楽々

高さ2・3メートルの荷下ろしを自動化

MUJIN(東京都江東区、滝野一征最高経営責任者〈CEO〉)は9日、オークラ輸送機と共同で、カインズの物流センター(千葉県東金市)向けに高積み対応のマスターレス混載デパレタイズロボットを稼働したと発表した。高さ2・3メートルまで積まれた高積みのケース品の荷下ろしを、デパレタイズロボットにより実現した。カインズのほかコーナン商事の店舗にも納入実績があり、他社へも売り込む考え。

超広範囲視野の3次元(3D)認識技術と、ロボットの可動域を最大限利用する動作制御技術により、2・3メートルの高さの荷下ろしを実現。3Dビジョンの高機能化で、高所から最下部の荷物の認識ができるようにした。難易度が高いとされる無地で透明テープが貼られたケースも対応できる。

カインズはホームセンター(HC)の国内大手。HCで扱う商品は家電や家具など、高さの大きいものが多い。高積みの荷物の積み降ろしは人がやる場合、難易度・負荷ともに高く、ロボットによる自動化が求められていた。

日刊工業新聞2021年2月10日

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