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網膜に直接映像を投影! 不正乱視患者向けにシードが医療用眼鏡

網膜に直接映像を投影! 不正乱視患者向けにシードが医療用眼鏡

網膜に直接映像を投映することで、不正乱視の患者の視力を補正する

シードは、QDレーザ(川崎市川崎区)が開発した網膜に直接映像を投映する医療用眼鏡「レティッサ メディカル」の提案を始めた。眼鏡の眉間に搭載されたカメラの映像を、内蔵のプロジェクターが網膜に直接投映する。眼鏡やコンタクトレンズから十分な視力が得られない不正乱視の患者が使用し、視力を補正する。読書速度の向上などが期待できる。消費税抜きの希望小売価格は79万8000円。

同製品は眼鏡、バッテリーを内蔵した制御ボックス、接続ケーブルで構成する。長時間連続して使用するとレーザー光が目に負担をかけることがあり、1日2時間程度が目安。QDレーザが2020年1月に製造販売承認を取得した。

不正乱視の診断を受けた患者に試してもらえるように、まずは眼科診療施設に同製品を提案する。

日刊工業新聞2021年1月26日

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