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家の中にテラス、ニューノーマルな戸建ては消費者の心をつかむか

室内でアウトドア気分はいかが―。旭化成ホームズは、コロナ禍の新しい日常に対応した一戸建て住宅「ワンフィット」を発売した。テラスを家の中に取り込み、リビングと地続きにして出かけなくても屋外気分が味わえる。延べ床面積が約140平方メートルのモデルタイプで価格は約3400万円(坪80万円)。年間300棟の販売を目指す。

新製品は、タイル張りの外に設置するようなデザインの「インナーテラス」で、自粛生活中も屋外と同様の開放感が味わえる。「雨の日でも関係なく過ごせる」(同社)のも魅力の一つだ。

ベランダは囲いを高くして外から見えないようにし、家族で周りの目を気にせず好きな活動ができる。

在宅勤務が増えたことを受け、キッチン横に集中して仕事や趣味に取りかかれるスペースを設置。宅配業者が荷物を運べる広めの物置場も用意した。新型コロナの収束時期が見通せない中、新しい日常に沿った製品を販売し、消費者の心をつかみたい考えだ。

日刊工業新聞2020年11月23日

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