ファナックがロボットの動きを簡単に設定できる機能開発、教示工数はどこまで減る?

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CNC―QSSRに新機能。工作機械に干渉しない経路を自動生成

ファナックは生産現場でのロボットの動きを簡単に設定できる機能を開発した。自動化のため工作機械とロボットを組み合わせるシステム「CNC―QSSR」の機能を拡充するもので、新たにパソコン上でロボットの経路を自動生成する「QSSRオートパス」を開発した。12月末に提供を開始する。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で工場の人員低減や、IoT(モノのインターネット)を活用した自動化ニーズが増している。そのため工作機械とロボットの連携は加速しているが、ロボットの経路生成のための教示工数が負担となっていた。同オートパスではこの工数を大幅に削減することができる。

パソコン上でロボットの動作開始点と終了点を指定するだけで、加工対象物(ワーク)や治具が軌道上にあっても、これらを避けてロボットの動作経路を自動生成する。

ロボットと機械の3次元モデルをバーチャルで表示する「デジタルツイン」を実現。デジタル技術を活用することで、機械の教示作業を迅速化する。デジタル上で位置を動かすとロボットの軌跡を計算して動きをつくる。それを現実に戻すことで教示を完了する。

ロボットがワークを取り出し、工作機械へ取り付ける一連の流れを設定するには2―3時間かかることもあるが、同オートパスは数十分で実現する。

日刊工業新聞2020年11月13日

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