発塵を9割削減するサーボモーター用軸受け、 NTNが開発

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サーボモーターの小型化と高出力化につながる低発塵軸受を開発

NTNは産業ロボット用サーボモーターの小型化と高出力化につながる「サーボモータ用低発塵軸受」を開発した。軸受内部のグリースと、その飛散(発塵)を抑えるシール部品を新たに開発。グリースの発塵量を同社従来品比約9割減らし、軸受トルクを約5割低減した。モーター内で使われる別のシール部品を削減でき、モーターの軸方向の長さを20ミリメートル以上小型化できる。2022年度に量産を始め、同年度に売上高5億円を目指す。

サーボモーターはロボットの関節部の駆動を高精度に制御するため、小型化と高出力化が求められる。開発品はサーボモーターの筐(きょう)体内で軸の回転を支える密封形深溝玉軸受。内径寸法6ミリ―35ミリメートルに対応。22年4月以降に国内各工場で量産を始める。現行品に近い価格帯とする考えだ。

開発品はグリースを半固形に保つ増ちょう剤と基油の配合調整などで潤滑油の供給を適度に保ち、熱で蒸発しにくくして、潤滑性と発塵防止を両立した。グリースの発塵を防ぐ軸受内のシール部品は軸受内輪と接触する部分の形状を変更。使用条件が変化しても密封性と低トルクを両立できるように設計した。

現行のサーボモーターは軸受内のグリースの飛沫(ひまつ)によって制御用光学センサーの読み取り精度や制御機器の制動性能が低下するのを防ぐため、内部に飛沫を防ぐ幅10ミリメートル超のシール部品が2点使われているという。新開発の軸受を使えばこの部品が不要となり、10センチ―15センチメートル程度のサーボモーターの軸方向長さを短くして小型化できる。

日刊工業新聞2020年11月10日

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