航空自衛隊の「空上げ」は「海軍カレー」に勝てるか?

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知念分屯基地の「空上げ」は対空ミサイルの多連装をイメージして串刺しスタイル

防衛省の航空自衛隊が、独自料理「空上(からあ)げ」のPRを強化している。全国の各基地で、それぞれの地元食材を生かしたメニューを開発。ホームページ上でレシピを公開したり、地元の商工会議所と共同で地域まつりや商店街などで販売したりしている。航空幕僚長の井筒俊司空将も「海上自衛隊のカレーと比べ、空自の空上げは歴史が浅い分、知名度が低い。しっかりとPRし、地元の皆さんとタッグを組んで地域振興にもつなげたい」と意気込む。

空上げのネーミングは、空自の戦闘機のようにより上を目指すとの思いからつけた。全国的にPRを始めたのは2018年4月から。単なる鶏肉の唐揚げでなく、松島基地は衣にのりをまぶす、入間基地は狭山茶、浜松基地は三ケ日みかんなど各地の食材を“味付け”に生かしているのがポイントだ。

20年2月にはホテイフーズコーポレーション(静岡市清水区)が、地元食材のウナギのかば焼きと三ケ日みかん味の空上げをセットにした缶詰も発売した。地元食材以外にも、例えば沖縄県の知念分屯基地の空上げは「ニンニクやリンゴに漬け込んだ鶏肉を竹串に刺し、(地対空誘導弾の)『ペトリオットミサイル』をイメージ」(空自広報)など形にもこだわっているという。

日刊工業新聞2020年10月22日

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