コロナ倒産500件に、最多業種は?

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帝国データバンク(TDB)は8日、新型コロナウイルスの影響を受けたことによる企業倒産が累計500件に達したと発表した。飲食店、ホテル・旅館、アパレルなど個人消費関連の業種が上位を占める傾向が続く。

500件の業種別では、飲食店が69件で最多。6月にホテル・旅館を上回って以来、最多が続く。ホテル・旅館は53件で、当初よりペースは減少傾向。アパレルは小売店が34件と業種別3位のほか、同卸21件、同製造14件といずれも上位を占める。

倒産件数のペースは6月の120件をピークに、減少傾向にある。TDBは500件の企業について、以前から業績が悪化しており、新型コロナ感染拡大が引き金になったと分析。今後は「新型コロナ影響が主な要因になって倒産する企業が出てくる」と見通す。

一方、TDBと東京商工リサーチ(TSR)の2社は同日、8月の倒産件数をそれぞれまとめた。いずれも600件台で、前年同月を下回った。TDBは前年同月比2・1%減の655件で、TSRは同1・6%減の667件。TSRは8月では過去30年間で3番目の低水準だった。

TDBは3カ月ぶりの前年同月割れ。TSRは2カ月連続の前年同月割れ。年末に向け資金需要が旺盛になることを受け、TSRは「資金繰り支援の有効な追加策を打ち出さないと、中小・零細企業を中心に倒産や廃業が増えるとみられる」と指摘する。

日刊工業新聞2020年9月9日

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