「リアル+VR」は未来の展示会スタイルになるか、ユアサ商事の挑戦

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展示会会場内に併設する「VRブース」のイメージ

ユアサ商事は、リアルとバーチャルの両空間を組み合わせた展示会を11月と12月に関東・関西の2地域で開催する。人工知能(AI)を活用した最先端商材などを紹介する商品展示ブースと、ウェブ上の仮想空間で商品などを紹介する仮想現実(VR)ブースを会場内に併設する。こうした形式の展示会は機械商社業界では初めて。ウィズコロナ時代を見据え、「3密(密閉・密集・密接)」状態を回避しつつ効果的な情報発信を行える新たな展示スタイルの確立を目指す。

展示会「YUASA Growingフェア」を11月13、14の両日に幕張メッセ(千葉市美浜区)、12月11、12の両日にインテックス大阪(大阪市住之江区)でそれぞれ開催する。百数十社の出展を見込む。

リアルブースでは、AIやIoT(モノのインターネット)を活用した未来のビジネス創出に向けた最先端の商材などを展示。ユアサ商事が資本提携するAIベンチャーのコネクトーム・デザイン(東京都千代田区)のAI技術・サービスを中心に、実機を交えたAIの活用事例や関連商材などを幅広く提案する。

バーチャル展では、会場内のパソコンからアクセスする「仮想展示場」を設け、出展各社の商品画像や動画、説明パネルを閲覧可能。また単独で出展する企業のブースも設け、パソコンからの仮想ショールーム訪問など特別コンテンツの体験や、個別説明などを受けられるようにする。

昨年の「グランドフェア」

ユアサ商事では例年、販売店で構成する組織主催の「グランドフェア」を全国5カ所で毎年開催し、6万人以上の来場者が訪れている。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、それに代わる新たな展示会として開催を決めた。

今回、VRの活用方法や展示形式などについて来場者の声を集め、2021年以降の展示会にもフィードバックすることで、より訴求効果の高い展示スタイルの確立を図る。


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日刊工業新聞2020年8月27日

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展示会 ユアサ商事

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