コロナ禍で女性のビジネスリュック購入が増えたワケ
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、エース(東京都渋谷区、森下宏明社長、03・5843・0606)のビジネスリュック「ガジェタブルCB」が売れている。5―7月の販売個数は前年同期比で80%増となった。急速に進んだテレワーク(在宅勤務)により、自宅にパソコンを持ち帰るようになったことが要因。「出社日にパソコンを持参する目的の購入客が多い」(エース)という。
ガジェタブルCBは縦30センチ×横42センチ×マチ10センチメートル。画面サイズが15インチのパソコンのほか、B4サイズのファイルも収納可能。内装ポケットにはマウスや電源ケーブルなども入れることができる。高強度のナイロンであるコーデュラバリスティックにテフロンとポリウレタン加工を施し、耐摩耗性と耐久性、耐水性を備えた。消費税込みの価格は2万4200円。
「楽に持ち運べることから、女性の購入も増えている」(同)といい、ビジネスリュックの使用をためらっていた層の開拓にもつながっている。
日刊工業新聞2020年8月24日