日本酒の製造に活用、音響識別AIが面白い
PFU(石川県かほく市、半田清社長、076・283・1212)は、数馬酒造(石川県能登町)、リカー・イノベーション(東京都足立区)と日本酒の製造で協業した。PFUの音響識別人工知能(AI)技術によって能登町の伝統行事「あばれ祭」の歓声を抽出。それを数馬酒造の醸造作業時に流し、祭の疫病払いの思いを込めた。
協業により醸造した日本酒「継音(つぎね)=写真」はクラウドファンディングサイト「マクアケ」を通じて9月30日まで注文を受け付ける。価格は720ミリリットルで3000円(消費税込み)。
PFUはオンライン飲み会用アプリケーション(応用ソフト)「エモペア」の提供を10月1日に始める。音響識別AI技術で飲み会の盛り上がりや喜びの度合いを計測し、リカー・イノベーションの日本酒通販サイト「クランド」の商品群から、その状態に合った日本酒を薦める。
日刊工業新聞2020年8月24日