防水・耐風ドローン、風力発電点検に活かす
東光鉄工が自社ドローンの試験飛行
東光鉄工(秋田県大館市、菅原訪順社長)は、自社開発した防水・耐風機能を持つ多目的飛行ロボット(ドローン)の試験飛行を秋田県潟上市内で実施した。自治体、ゼネコン、風力発電関連メーカーなど約50人が参加。高感度・赤外線カメラ撮影による風力発電施設の点検を想定した現場活用などを提案した(写真)。
防水・耐風ドローンは、2017年から「秋田県ものづくり中核企業成長戦略推進事業」を活用して開発した。気密性のある独自のボディー構造で耐水性を確保。風速18メートルの耐風性能を確認した。
今秋以降の発売に向けて、デモフライトは今回が初の試み。虻川東雄会長は「災害状況の早期確認や今後計画が進む洋上風力発電施設の保守など幅広い利用を提案していく」としている。