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NTTデータが店舗運営をデジタル化!「渋谷ハンズ」実証実験の中身

NTTデータは、オペレーターの動きと連動するアバター(分身)を介して遠隔地から商品を提案する「デジタルストア」の実証実験を、東急ハンズ渋谷スクランブルスクエア店(東京都渋谷区)で実施した。

紫外線(UV)対策コーナーにアバターが映るディスプレー(写真)を設置。東急ハンズ本社(同新宿区)にいるオペレーターが、ディスプレー前にいる利用客から用途や肌状況を聞き、アバターを介して要望に応じた商品を案内した。利用客からは「アバターの方が話しかけやすい」といった意見があったという。

利用客の性別や年齢層、感情を顔認識で推定する人工知能(AI)技術、会話内容を高精度にテキスト化する音声認識技術により顧客のニーズを把握することもできた。接客術をデータ化し店員間で共有可能。非対面接客によるコロナ禍対策と、接客術のデジタル化を武器に、マーケティングや決済を含めた店舗運営全体のデジタル化サービスの提供を目指す。

日刊工業新聞2020年6月23日

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