大和ハウスがIoT駆使の最新モデル住宅を公開
家族の健康やコミュニケーション創出がコンセプト
大和ハウス工業はIoT(モノのインターネット)対応一戸建て住宅のコンセプトモデルを神奈川県藤沢市内の分譲住宅地に設置、6日に公開する。部屋の壁面にプロジェクターを使った大画面のIoT空間を構築したり、家電や住設機器など多様な機器を一括制御できるホームゲートウェイも設置したりする。
9月30日まで同住宅を来場者に体験してもらい、関連データを集める実証実験を行う。2021年度中に同住宅の商品化を狙う。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活環境が変化する中、同住宅で新たなサービスを検討する。
プロジェクター2台を使った大画面とネットを通じたコミュニケーションの場を提案し、人工知能(AI)アシスタント機能を持つパーソナルロボットも設置する。
同社はAIスピーカー活用のIoT住宅を18年1月に発売した。今回のモデルは家族の健康やコミュニケーション創出などがコンセプトのIoT住宅を目指す。
日刊工業新聞2020年6月5日