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【新型コロナ】東海道新幹線の全臨時列車が運休、利用は前年比59%減

JR東海の金子慎社長は16日、都内で会見し、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、24日以降に東海道新幹線ですべての臨時列車を運休することを明らかにした。定期列車のみの運転とし、1日当たりの運転本数は前年の8割、300本程度となる見通し。新幹線乗務員の2割を在宅勤務として感染リスクを抑えることで、さらなる感染拡大時にも安定輸送を維持する。

3月の東海道新幹線利用は前年同月比59%減で、4月は1―7日が前年同日比80%減、緊急事態宣言発令を境に8―15日が同90%減だった。2019年度の累計でも前年度比4%減となった。東海道新幹線の利用が前年度割れとなったのは、リーマン・ショックの影響を受けた09年度以来10年ぶり。

日刊工業新聞2020年4月17日

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